管理施設

本土地改良区が管理/操作委託を受けている土地改良施設のうち、主な国営造成施設についてご紹介します

木之川内ダム
都城盆地地区を潤す水瓶となるダムです。
土砂と岩石で築堤されたロックフィルダムで、その中でも中心部に水を通さない遮水部を持つ中心遮水ゾーン型ロックフィルダムと言います。
ダムについては都城市及び三股町が管理主体となり、本土地改良区が操作委託を受けています。

・堤高:64.3m
・堤長:409.7m
・堤体積:155万㎥
・総貯水量:627万㎥
・有効貯水量:601万㎥
ダム諸元表


田野頭首工
木之川内ダムから西へ約10km離れた庄内川に頭首工と呼ばれる堰を建設し、導水路(トンネル)を通してダムへ水を補給しています。
頭首工については都城市及び三股町が管理主体となり、本土地改良区が操作委託を受けています。

・堤高:2.0m
・堤長:13.0m
・最大取水量:4.08㎥/s


パイプライン(管水路)
ダムから畑へ配水するための配水管(主に鋳鉄管)が、道路の下などに約140kmほど埋設してあります。

・管径:φ1,200~φ250


水管橋
河川上や線路上を横断する鋼管でできたパイプラインで、地区内に39箇所設けてあります。
既設道路橋に添架する添架水管橋と、単独で橋台・橋脚をもつ独立水管橋があります。

・管径:φ1,100~φ300
・橋長:286.6m~4.0m


揚水機場加圧機場
ダムからパイプラインを通って自然流下してきた水をファームポンドへ汲み上げたり、ファームポンドから畑へ加圧して送るためのポンプ場です。

・揚水機場:7箇所
  前田北揚水機場  田辺揚水機場
  宮ノ原揚水機場  五十市揚水機場
  払川揚水機場   大浦揚水機場
  王子原揚水機場

・加圧機場:3箇所
  前田南加圧機場  浜ノ段加圧機場
  山内加圧機場


ファームポンド
畑の蛇口(給水栓)を開くとすぐ水が出るように、予めダムから取水した水を貯めておくコンクリート製の大きな水槽です。
本地区内に下記の18箇所が設けてあります。

・有効容量:1,670㎥~7,940㎥

  前田南FP  前田北FP  江平FP
  有水FP   田辺FP   大井手FP
  前方FP   高才FP   宮ノ原FP
  百原FP   浜ノ段FP  山内FP
  五十市FP  払川FP   大浦FP  
  王子原FP  長尾下FP  万ヶ塚FP


給水スタンド
国営関連事業(県営事業)が完了していない地区について、暫定的に給水を行うためにコイン式給水スタンドが11箇所設けてあります。
かん水や防除などの用水として、組合員かつ受益地内に限りお使いいただけます。(生活・工業用水等としての使用はできません)
大コイン1枚当たり100円で500リットル、小コイン1枚当たり50円で250リットルの給水が可能で、コインは本土地改良区事務所で取扱っています。

※ご使用に際しては、操作説明をよくご確認ください。

  00.給水スタンド全体位置図
  01.前田南スタント 02.前田北スタンド
  03.江平スタンド  04.西久保スタンド
  05.田辺スタント  06.京陣原スタンド
  07.山内スタンド  08.牧之原スタンド
  09.五十市スタンド 10.大浦スタンド
  11.長尾下スタンド


木之川内ダム管理所
ダム・頭首工の状態監視、放流・取水ゲートの操作、警報局のサイレン吹鳴、頭首工の遠隔操作等を行うことができます。
なお、停電に備え非常用自家発電装置が設けてあります。

・構造:RC造2階建
・延床面積:308㎡


都城盆地地区中央管理所
ダム・頭首工に加えファームポンドや揚水・加圧機場の状態監視、頭首工の遠隔操作を行うことができます。
なお、停電に備え非常用自家発電装置が設けてあります。

・構造:RC造2階建
・延床面積:449㎡